忍者ブログ
看護師に関する素朴な疑問に触れていきます。
カテゴリー
* 悩み(1)
  カテゴリー
  フリーエリア
  アーカイブ
  P R
[1]
2024/04/17 (Wed)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2012/12/27 (Thu)
さて、人と関わることが好きで看護師になったという方から、
こんな相談が寄せられていました。


現実は、寝たきりの患者さんを10人近くもたされて、
オムツ交換やトイレ介助に追われて1日が終わり。
この人が何の病気だか分からなくても問題ありません。
看護というか介護です。イライラしてしまう自分がいます。

ヤフー知恵袋より



理想と現実って、違いますよね。
実際に入職してみたら想像とは違ったということは、
どんな仕事でもあるだろうと思います。

しかも「人と関わりたい」と志願して看護師になったのに、
寝たきりの患者さんたちの排泄の世話をする毎日。
疑問を感じ、心が折れそうになるのもわかります。



まず、ひとつだけいいたいのは、この方はとても尊い仕事をされている。
ということです。人間誰しも老いて体が不自由になったら誰かに面倒を見てもらわないといけない。
それにトイレ介助やオムツ交換なんて、楽しい仕事じゃないですからね。

こういうのは本人の価値観次第ということになってしまうと思いますが、
たとえばそれなりの規模の病院には、トイレなどを掃除してくれる
清掃専門のスタッフがいるとおもいます。


便器に手を突っ込んで綺麗にしてくれています。
ああいった仕事をどう考えるのか?
みんなが使うトイレですから、誰かが掃除してくれないと汚くなってしまう。
それを代わりにやってくれるスタッフさんは素敵ですよね。

もちろんトイレ掃除に高度な知識がいるか?といえば、
おそらくいらないでしょう。それに人が喜んでやる仕事ではないですから、
お給料も悪くないのかも知れません。
ただ、みんなが嫌がることを仕事にできるというのは、
それだけで価値があることだと思うのですね。


今回の寝たきり患者さんの介助に追われて一日が終わってしまうという看護師さん。
とても大変なお仕事だと思いますが、2年とか3年とか、
自分のなかで期限を決めて、その期間は歯を食いしばって頑張る。
という決断もあると思います。

またいっぽうで、患者さんとの触れあいを求めているのですから、
そういう環境に身を移すという決断もあるでしょう。

大病院の内科とかは超がつくほどハードだと聞きますが、
いろんな患者さんがきますから、ものすごく人と関わることになるし、
おそらく寝たきり患者さんの対応よりも、ある意味では大変になるでしょうが、
それをクリアしたらなんでもこなせるオールマイティな看護師になれる。
ともいいます。

仕事って、いろいろ学ぶことがありますね。
PR
忍者ブログ [PR]

* ILLUSTRATION BY nyao *